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中国で今年10月1日から施行される新たな法律「物権法」。国家と個人の私有財産を“平等に保護する”ことを規定したもので、社会主義のこの国において、画期的なものとされている。この法律によって、将来、個人の財産がこれまで以上に厚く保護されるようになると期待されている。
こうした法律制定の背景には、中国政府が、今、全国各地で起きている土地収用や住宅の強制立ち退きを看過できなくなっている事情がある。急速な経済発展にともない、都市の再開発に拍車がかかる中、地方では開発業者と当局が一緒になって強引な土地の確保を進め、それが住民とのトラブルを引き起こし、大きな社会混乱につながるおそれがあるからだ。
土地問題を専門に扱う弁護士事務所には、連日のように全国から相談客が訪れている。住民たちは弁護士の力を借りて、当局を相手に行政訴訟をおこし、自分たちの土地の権利を守ろうとするが、当局の強い反発や、費用の問題など様々な困難が立ちはだかる。
番組では、ある地方の住民たちの動きに長期間密着、彼らが初めて法の力を使って、自分の土地や住宅の権利を守ろうとする過程を描くことで、変わる中国の今を浮き彫りにする。
放映時間:2007年9月9日(日)午後9時〜9時49分 NHK総合
再放送:2007年12月26日(水)深夜(木曜午前)0時10分〜0時59分 NHK総合
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