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| 【中証視点】外貨買い入れ額激減 中国における流動性逼迫観測が強まる | ||||
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| 2012/05/11(金) 16:06:26更新 | ||||
2012年4月の中国の輸出額、輸入額伸び率はいずれも2011年を下回った。アナリストは、世界経済の回復はなお厳しい状況にあり、今後中国の外貨買い入れに伴う自国通貨の放出額も依然乏しいものであるとし、5月は多重の要因により、中国が流動性逼迫状況に直面することになると指摘する。第2四半期に、中央銀行による預金準備率引き下げの可能性はなお残っているという。11日付中国証券報が伝えた。 ◆輸出成長力不足 中国海関総署(税関総署)の統計によると、2012年1―4月の中国の貿易額は前年同期比6%増の1兆1671億8000万米ドルで、うち輸出が5932億4000万米ドル、貿易黒字は193億米ドルだった。季節調整後の4月の前年同期比成長率はそれぞれ貿易額が6.1%、輸出が7.2%、輸入が4.8%で、市場の予測を大幅に下回った。 今後の輸出成長の回復力は依然乏しいものである。中国交通銀行のチーフエコノミストである連平氏は、今後一定期間、世界経済の回復はこれまで通り厳しい状況のままである。第2四半期以来、アメリカの経済回復は鈍化が見られ、米労働省が公表した4月の新規就職者はたった11万5000人で、市場予測の16万人を下回った。第1四半期の国内総生産(GDP)予測も明らかに2011年末の水準よりも低いものとなっている。ユーロ圏の経済状況は更に悪化し、4月のユーロ圏の製造業購買担当指数(PMI)はたった45.9で、欧米の経済状況が芳しくない事が、輸出市場の需要の衰退をもたらした。4月10日、バルチック海運指数(BDI)も928前後まで下落し、2008年度の金融恐慌時の最低点に近づき、現在の国際貿易が低迷していることを示している。 中国商務部は、今後5年間に対外貿易は世界経済の成長鈍化、貿易保護主義の台頭などの試練に直面することになると見ている。国内企業には、経営コストが全面的な上昇期に突入することや、対外貿易の構造調整もより難しくなることなどの難問が突きつけられる。 ◆ホットマネーの流入が減少 外貨の買い入れに伴う自国通貨の放出は中央銀行のベースマネー供給の主要ルートの一つである。2011年第4四半期以来、中国の新規外貨買い入れ額は稀に見るマイナス成長となり、2012年に入って貿易黒字が全体的に落ち込んだ以外に、第1四半期のデータからホットマネーの流入も減少傾向にある。 仮に「新規外貨買い入れ額−貿易黒字−海外直接投資(FDI)」の残差法でホットマネーを推計した場合、1月のホットマネーは約150億米ドルの純流出、2月は約277億米ドルの純流入は、3月は30億米ドルの純流入となる。第1四半期、ホットマネーは157億米ドルの純流入となっているが、2011年四半期間に千億米ドル近くの流入があったことに比べると、今年の流入が緩やかになっている事がわかる。 2011年第4四半期から、中国の外貨買い入れ額は3カ月連続で減少している。1―3月、一時プラス成長に回復したものの、増加額は決して多くない。3月末の外貨買い入れポジションは25兆6500億元で、1246億元拡大し、2月の251億1500万元の拡大を大幅に上回ったものの、1月の1409億2200万元よりは少なかった。2012年1―3月のデータを合わせて見ると、第1四半期の外貨買い入れ額たった2906億3700万元の拡大で、前年同期の1兆1240億元に比べ、74%減少している。 中国社会科学院金融所金融重点実験室の劉イク輝主任は、今後5年間、中国は外貨買い入れ額が著しく減少する時期に突入する可能性が非常に高いと見ている。2012年の外貨買い入れ額の拡大は1兆2000億元の水準まで縮減すると見込まれ、それよりも更に低い可能性もある。 アナリストは、外貨の流入不足、財政預金の還流及びオープン市場の満期取引商品の減少など、多重のデメリットが影響し、5月の流動性は以前より厳しくなると見ている。資金面は月末・四半期末時期、月初めの準備金負担増加、新規株式発行などの打撃を受けやすく、インターバンク市場での資金の短期融資の難度はいくつかの時点で高まる可能性がある。第2四半期、中央銀行が預金準備率を引き下げると可能性は依然あると思われる。(編集担当:陳建民) 【関連記事・情報】 |
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