10th Searchina 中国への扉、サーチナ
10年の歩み 中国のこの10年 代表インタビュー サーチナ基金創設 サイトリネーム 感想・寄稿編
サイト名変更、「中国情報局」から「サーチナ」へ

 中国情報局は、1998年に中国から日本に留学してきた一人の青年(現サーチナ代表取締役・端木正和(もとき まさかず))の個人サイトとしてスタートしました。当初、現在でいうところの個人ブログのような、簡単なリンク集のようなサイトでしたが、「中国の本当の姿を日本に伝えたい」という思いもあり、「中国情報局」という奇抜なサイト名を創出、これも現在でいうところのSEO(検索エンジン対策)を含むサイトのPRとサイト内コンテンツの拡張を行ってまいりました。

 中国の情報を発信しているサイトである「中国情報局」、このネーミングそのものは非常に分かりやすく、またSEO的にも最適でした。一方で、いわゆる米国中央情報局(CIA)と名称が似ているせいもあってか、中国当局や関係者から問い合わせが入ることもあり、そうした関係者の皆様にお騒がせすることもありました。

 サイト設立の翌年に、端木は中国情報局をメイン媒体・サービスとする株式会社サーチナを設立、中国情報局は個人サイトから脱皮し、「サーチ」と「チャイナ」の造語、いわゆる「探求中国」という思いを込めた社名を冠した企業による運営で改めてスタートを切りました。サイト設立と企業設立から数年、サーチナによる中国情報局の運営は幅広く認知され、「サーチナ」「中国情報局」ともにウェブ業界や中国関連業界で定着してまいりました。

 2008年6月現在、中国情報局は1カ月当たりのユニークユーザー(UU)が約104万人、ページビュー(PV)は約4000万PVの総合情報サイトに成長、中国情報に限らず、日本で日本語によって海外の情報を発信しているサイトとしては最大手となり、もはや単に「中国」コンセプトにとどまらず、日本のウェブ業界においても重要な位置を占めるウェブ媒体、ポータルサイトとなりました。(※ユニークユーザーとはページを閲覧した、重複のない「人」の数。PVとは累計のアクセス数で、ウェブサイトがどのくらい閲覧されているかを測るための最も一般的な指標)

 サイトを創設し、サービスを開始した10年前に求められた中国情報の括りは、現在に至って一般紙やテレビなどメジャーメディアが日々取り扱うようになったという意味で、一般の日本人ユーザーにおいてはもはや日常茶飯事なものとなりました。そうした背景の中で、サーチナは、「現在そして将来においてサーチナに求められるのは、日中そしてアジアにおいて理解し合ってともに成長していく、細分化された情報サービスである」と確信するに至りました。

 その確信を具現化すべく、もう一段の成長を見据えて、サーチナはこのたび、サイト名を「中国情報局」から「サーチナ」に変更いたします。

 すでにウェブ業界や中国関連業界で非常に認知度の高い「中国情報局」というサイト名を変更することは、外部からのみならず、内部からも不安の声がないわけではありません。しかし、端木はすでに数年前から今回のリネームを着想し、構想を練っておりました。サービス開始8周年(2006年)の記念インタビューにおいて、端木は次のように語っています。

   ――遠い話ではないが、「中国情報局」を改名します。実は数年前からずっと考えています。
     「サーチナ・ネット」にするべきかと。

 今回、この構想をいよいよ具現化することになります。一方ですでに定着している「中国情報局」というサイト名を一夜のうちにウェブの世界から消し去ることは不可能です。まずサーチナ自社サイト内から徐々に作業を進めていき、提携パートナー先のご協力を仰ぎながら、ロゴや名称の変更に順次取り掛かり、時間をかけてリネーム事業を完遂してまいります。

 サーチナが次の10年見据えて新たな飛躍を図る節目となるサイトのリネーム事業、皆様のご協力とご理解をいただけましたら幸いです。